白山・御前峰へ|雲海と夕日に感動した北陸の旅②

国内旅行

前日は永平寺を訪れたあと、石川県へ移動しました。

そして翌朝。

いよいよ今回の旅の大きな目的の一つ、白山へ向かいます。

朝5時30分、松任駅から白山へ

この日は、松任駅を朝5時30分に出発する白山登山バスに乗る予定です。

まだ薄暗い早朝、松任駅へ歩いて向かいました。

外に出ると、道路は濡れていました。

「夜の間に雨が降ったのかな」

と思いながら歩いていると、途中から再び雨が降り始めました。

天気予報はたしか「曇りのち晴れ」。

これから山に登るというのに、朝から雨です。

「本当に晴れるのかな」

少し不安になりながら松任駅へ向かいました。

松任駅に到着し、5時30分発のバスに乗ります。

まだ朝も早く、バスに揺られながら白山へ向かっていきます。

市ノ瀬でシャトルバスに乗り換え

バスで市ノ瀬へ。

ここで別当出合行きのシャトルバスに乗り換えます。

市ノ瀬からは、さらに山の中へ入っていきます。

シャトルバスに揺られ、白山登山のスタート地点となる別当出合を目指しました。

別当出合から観光新道へ

別当出合に到着した頃には、朝から降っていた雨は止んでいました。

空にはまだ雲が多いものの、一面の曇り空というわけではありません。

ところどころに晴れ間も見えています。

「これなら晴れてくるかもしれない」

少し期待しながら登山の準備をしました。

ここから、いよいよ白山登山の始まりです。

登山口には、砂防新道と観光新道の案内があります。

この時は砂防新道の一部区間が、登山道の改修工事のため通行止めになっていました。

そのため、今回は観光新道から白山室堂を目指します。

観光新道を登る

観光新道は、登り始めからなかなかの急登でした。

樹林帯の中を歩きながら、少しずつ標高を上げていきます。

登っていくにつれて、雲の間から青空が見えるようになってきました。

そして振り返ると、山々の間に雲が広がっています。

朝、松任駅へ向かっていた時には雨が降っていたのに、山の上ではまったく違う景色が待っていました。

山並みを眺めながら歩く

さらに標高を上げていくと、樹林帯から次第に視界が開けてきます。

目の前には、雲の間から山々が連なる景色が広がっていました。

朝の雨からは想像できなかった景色です。

青空も見え始め、歩いてきた山道を振り返るたびに、景色が少しずつ変わっていきます。

こういう景色に出会うと、それまでの疲れも少し忘れます。

登山ではどうしても山頂を目指すことに意識が向きます。

でも、途中で立ち止まって振り返った時に見える景色も、登山の大きな楽しみの一つです。

殿ヶ池避難小屋へ

そして、殿ヶ池避難小屋に到着。

ここで少し休憩しました。

再び歩き始め、さらに標高を上げていきます。

しばらくして振り返ると、先ほどまでいた殿ヶ池避難小屋がずいぶん小さく見えました。

自分が歩いてきた場所を振り返ると、

「こんなところまで登ってきたんだな」

と実感します。

白山室堂へ

さらに登っていきます。

ゴツゴツした岩場を越えていくと、少しずつ景色が変わってきました。

やがて、広々とした景色の中に木道が現れます。

長い登りを経て、ようやく白山室堂に到着しました。

標高は約2,450m。

室堂には宿泊施設だけでなく、郵便局まであります。

こんな山の上に郵便局があるというのも面白いものです。

しかし、ここで終わりではありません。

ここからさらに、標高2,702mの御前峰を目指します。

今年一番きつかった、御前峰への登り

実は、この日のコンディションは決して万全ではありませんでした。

前々日は旅の準備であまり眠ることができませんでした。

そして前日はネットカフェ泊。

そこでも十分に眠ることができず、睡眠不足が続いた状態で白山に登っていました。

それでも何とか室堂までたどり着きました。

しかし、室堂から御前峰までの最後の登りが本当にきつかった。

標高が2,500mを超えてくると、空気の薄さも感じます。

足を前に出しても、身体がなかなかついてきません。

少し登っては立ち止まり、また歩き出す。

山頂は見えているのに、なかなか近づきません。

今年もいくつか山に登りましたが、この室堂から御前峰までの登りが、今年一番きつかったように思います。

それでも一歩ずつ登っていきます。

そして、ようやく――

霊峰白山・御前峰、標高2,702mに登頂。

しんどかった分、山頂に着いた時の達成感は格別でした。

朝、雨の中を松任駅へ歩いたところから始まり、バスを乗り継ぎ、別当出合から観光新道を登り、ようやくたどり着いた御前峰。

簡単に来られなかったからこそ、この場所に立てたことが嬉しかったのだと思います。

白山室堂で迎える夕暮れ

御前峰から室堂へ戻りました。

そして夕方。

この日、もう一つ忘れられない景色を見ることになります。

西の空が、少しずつ赤く染まり始めました。

しばらくすると、雲の向こうへ太陽が沈んでいきます。

眼下には一面の雲海。

たくさんの登山者が足を止め、同じ方向を向いて夕日を眺めていました。

誰かが何かをするわけでもありません。

ただ、太陽が沈んでいくのを眺めています。

朝は雨。

睡眠不足の身体で何時間も歩き、今年一番きついと感じた登りを越えて御前峰に立ちました。

そして、その一日の最後に見た夕日。

本当にきれいでした。

合わせて読みたい
永平寺から白山、金沢へ|禅と養生を考えた北陸の旅①
白山から金沢へ|温泉で疲れを癒やす北陸の旅③

タイトルとURLをコピーしました