※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
今回の杭州旅行では西湖を訪れましたが、そこから少し足を延ばしたことで、思いがけず深く触れることになったのが「茶」の世界でした。
杭州を代表するお茶といえば、龍井茶(ろんじんちゃ)。
中国語では「龙井茶(ロンジンチャー)」と呼ばれる、中国を代表する緑茶の一つです。
旅に出る前は、私も「杭州の有名なお茶」くらいの知識しかありませんでした。
ところが、龍井茶について学べるミュージアムを訪れ、実際に龍井村の茶畑を歩き、さらに河坊街で茶器を見ていくうちに、お茶は単なる飲み物ではなく、その土地の歴史や文化、そして人々の暮らしと深く結びついているものなんだと感じるようになりました。
そして日本に帰ってからは、自分で龍井茶を淹れてみることに。
杭州での「茶との出会い」から、日々の養生についても少し考えてみました。
まずは龍井茶のミュージアムへ
この日は朝から霊隠寺を訪れていました。
詳しい旅の様子は以前の記事「上海・杭州3泊4日旅行③|霊隠寺・中国茶・西湖【2026年5月】」に書きましたが、事前予約が必要だったため中に入ることができず、予定よりも時間に余裕ができました。

そこで向かったのが、龍井茶について学ぶことのできるミュージアムです。
もともと訪れる予定ではありましたが、時間ができたことで、思っていた以上にゆっくりと館内を見ることになりました。

館内には龍井茶の歴史をはじめ、茶葉の産地や種類、昔の製茶の様子、茶器など、さまざまな展示がありました。
正直なところ、最初はここまでじっくり見るつもりではありませんでした。
ところが、一つひとつ見ていくと意外と面白い。
お茶がどこで作られ、どのように人々の暮らしや文化の中に根付いてきたのか。
普段何気なく飲んでいる「お茶」の向こう側に、長い歴史と文化があることを知りました。

そして館内で見つけたのが、
「免费品饮 龙井茶」
の文字。
龍井茶を無料で試飲することができました。
展示で龍井茶について知り、その場で実際に味わってみる。
そうすると今度は、
「このお茶が実際に作られている場所を見てみたい」
と思うようになりました。
龍井茶のふるさと、龍井村へ
ミュージアムを出たあと、タクシーで龍井村へ向かいました。
村の中を歩いていくと、少しずつ景色が変わっていきます。
そして目の前に現れたのが、一面の茶畑。

山の斜面に沿うように茶の木が並び、その向こうにも緑の山々が続いています。
ミュージアムの中で写真や資料として見ていた龍井茶が、本当にここで作られている。
実際にその場所を歩いてみると、展示を見るだけでは分からなかったものが少し見えてくるような気がしました。
そんな龍井村を歩いていると、地元の人から、
「お茶、お茶」
と日本語で声をかけられました。
どうやら家でお茶を飲んでいかないかというお誘い。
ところが、断ってもかなり長いこと付いてこられます(笑)。
「これはちょっと怪しいな……」
と思って調べてみると、観光客を家の中へ誘い、お茶を飲んだあとに高価な茶葉の購入を勧められるケースもあるようでした。
ついていかなくてよかった(笑)。
龍井村で龍井茶を買う

せっかく龍井茶のふるさとまで来たので、自分用の茶葉も買いました。
龍井茶といっても値段はさまざまで、高級なものになるとかなりの値段になるようです。
私が買ったのは、自宅で気軽に楽しむためのもの。
実際に茶畑を歩き、その土地の空気を感じたあとに買った茶葉です。
日本に帰ってから飲むのが楽しみになりました。
河坊街で茶器を見る
龍井村をあとにして、次に向かったのが河坊街です。
昔ながらの建物が並び、お土産屋さんや飲食店などが集まる賑やかな通りです。

ここでは茶器もいろいろ見て回りました。
ミュージアムで茶文化について知り、龍井村で実際の茶畑を歩いたあとだったからでしょうか。
それまでなら、
「きれいな器だな」
くらいで終わっていたものが、この日は少し違って見えました。
お茶そのものだけではなく、お湯を沸かし、茶葉を入れ、器に注いで味わう。
そこまで含めて一つの文化。
茶器を眺めながら、そんなことを感じました。
ただ、いざ買おうと思うと、種類が多くてどれを選べばいいのか分かりません。
値段の張るものも多く、初心者の私にはなかなか選べず、結局、杭州では茶器を買わずに帰りました。
日本に帰って、龍井茶を淹れてみる
日本に帰ってから、「せっかく龍井茶を買ったのだから、自分でも淹れてみよう」と、まずは一式そろったお手頃な茶器セットを購入しました。
今回購入したのはこちらです。
そして、龍井村で買った龍井茶を実際に淹れてみました。

お湯を沸かし、茶葉を入れる。
湯の中でゆっくりと茶葉が開いていくのを眺める。
そして香りを感じながら、一杯のお茶を飲む。
旅先で見た茶畑の風景も自然と思い出します。
杭州で知ったお茶を、その土地で買って、日本の日常の中で味わう。
旅が終わったあとにも、その続きを楽しんでいるような感覚がありました。
一杯のお茶と「余白」も養生
身体に良いものを食べる。
適度に身体を動かす。
しっかり眠る。
こうしたことは、もちろん養生の大切な部分だと思います。
でも、養生はそれだけではありません。
お湯を沸かす。
茶葉を入れる。
香りを感じる。
そして、一杯のお茶をゆっくり飲む。
そのために、ほんの少し手を止める。
忙しい毎日の中では、何もしない時間をつい「無駄」と考えてしまいます。
けれど、お茶を飲むために立ち止まることで、そこにほんの少しの余白が生まれます。
身体を休めるだけではなく、気持ちを整え、自分の感覚に戻るための時間。
養生とは、身体に良いものを取り入れることだけではなく、日々の暮らしの中に、こうした「余白」をつくることでもあるのかもしれません。
あわせて読みたい
上海・杭州3泊4日旅行③|霊隠寺・中国茶・西湖【2026年5月】
上海・杭州3泊4日・番外編① トンポーロー(東坡肉)の名前の由来

